# 以下の文章は,B1春学期末に執筆したまま下書きになっていたものです.私自身が今後の参考にするために公開し,いつでも読めるようにしておきます.
本稿では、B1春学期の反省点を秋学期以降に活かすため、授業に関する3つの反省点について総括を行う。
履修登録
反省点の1つ目は履修登録に関するものである。
登録科目数の過多
筆者が所属する学部・学科には年間履修制限単位数(40単位)が設定されているが、この上限ピッタリの単位数で履修登録をする計画をしていた。春学期の1週間あたりの授業数は13コマになった。
1年生のうちに単位を取れるだけ取ろうという算段であったが、筆者は2年間通信制高校に在籍しており、その間には、月曜日から土曜日まで毎日登校して授業を受ける、中間試験・期末試験に備えてテスト勉強をする、というようなことをしていなかったため、学校教育における2年分のブランクがあった。この点を考慮すると、1年生の間はむしろ普通~少なめ程度の科目数にして「リハビリ」を心がけるべきであったように思う。
試験・レポートの総数の把握
月曜日に試験が4コマ連続で集中してしまった。また、試験の総数は9回、レポートの総数は2つとなり、両者のバランスが悪かった。
履修登録の際には、試験・レポートの総数を把握し、試験についてはテスト週間の中で特定の曜日に集中しないように配慮すべきであろう。
授業の受け方
反省点の2つ目は授業の受け方に関するものである。
シラバスに記載された指示の遵守
当然ではあるが、シラバスに記載されている「教科書を読め」「次回の授業までに前回の授業内容を整理せよ」などの予復習に関する指示には従うべきであろう。必修授業の場合には尚更である。
授業の優先順位
筆者は、学部の定める卒業所定単位数(卒業単位)に算入されない「随意科目」を3科目履修登録していたが、この非算入の随意科目にかけていた時間を、後述する教科書を読むのに充てるべきであったと思う。
各授業には科目区分ごとに優先順位をつけるべきであり、その中でも必修授業は最優先されるべきであろう。
教科書の通読――読書習慣の必要性
筆者は、必修授業の教科書を読まずに試験を受けたため、でたらめな解答をでっち上げるしかなかった。当該の授業は教科書の内容を1章ずつ解説する形のものであり、シラバスには各回の授業で扱う章をあらかじめ読んでおくように指示があった。しかし、教科書の1章あたりの文章量が多く、また内容が難解であるうえに読みづらい文体(学術的文章)であったため、2時間かけて読み終えても内容が頭に入らなかった。そのため、途中で読むのをやめてしまったのである。
このことの遠因として、筆者が読書の習慣を持っていないことが挙げられる。筆者は中学入学直後を除いて、中高6年間でまったく本を読まなかった。そのため、個々の文を文脈の中で捉えるような読み方(本の読み方)を忘れていたのではないかと思う。
また、筆者が大学入試の現代文の対策として勉強した読み方は通用しなかった。大学入試の現代文の読み方と本の読み方とは、前者は問いの該当箇所をスキャニングのような手法で探し出す(緩急をつけて読む)のに対し、後者は単純に冒頭から最後まで通読するという点で大きく異なるのであろう。
講義の要約
シラバスに試験の成績評価に占める割合が80~90%以上と記載されており、かつ、記述・論述形式の試験が課されるとアナウンスされている授業については、毎回、授業を受けた日のうちに講義内容を文章にまとめる作業をするべきであった。授業を受けた日に、記憶が新しいうちにまとめることにより、後日にまとめた場合よりも講義内容を詳細かつ正確に反映した文章が作れるであろう。記述試験が課される講義の内容を文章にまとめておけば、それを丸暗記したり、キーワードを空欄にすることで試験対策が行えると思われる。
ノートの取り方
これに関連して、ノートの取り方にも反省すべき点がある。教員が黒板に書いた内容と口頭で述べた内容を分けるべきであった。分けたほうが、復習時に講義のポイントを把握しやすくなると思われる。
居眠り
居眠りが多かったため、コーヒーを飲むなどの対策をするべきであった。
試験対策
反省点の3つ目は試験対策に関するものである。
先に述べた通り、筆者は学校教育における2年間のブランクがあり、中学1年生~高校1年生の期間においても真面目にテスト勉強を行ったことはなかった。このため、テスト勉強のノウハウが欠けており、有効な試験対策を行うことができなかった。
計画的なテスト勉強
筆者はテスト週間の1週間前になってようやくテスト勉強を始めたが、万全な試験対策は行えなかったように思う。テスト勉強は、余裕をもってテスト週間の2週間以上前から始めるべきであろう。筆者は要領が悪いという自覚があるため、秋学期にはテスト週間の3週間前からテスト勉強を始めるつもりである。3週間前から始めれば、1週間分のロスがあっても2週間分の勉強を行ったうえで試験に臨めるであろう。
レジュメの整理
授業で配られるレジュメを個々の授業ごとに仕分けていなかったため、テスト勉強を始めるのが遅くなった。以下に掲げる写真のファイルに「英語」「露語」「地理」「歴史」という4区分で各授業のレジュメを溜めていたが、このような状態ではレジュメの検索性が悪く、復習やテスト勉強を行うのに支障があった。
レジュメは授業ごとに分けてクリアファイルに入れるのが適切であろう。
過去問の活用
筆者は、所属するサークルから必修授業の試験の過去問を入手することができた。しかし、テスト勉強を始めるのが遅かったため、十分に活用することはできなかった。
記述試験の過去問は、特に繰り返し出題されている問題の解答を作成し、それを読み込んだり手書きで再現したりするという形で活用できるであろう。具体的には次の3通りの使い方が考えられる。
- Wordで解答を作成、印刷して読み込み、手書きで再現する
- Wordでキーワードを空欄にして解答を作成、印刷して読み込み、暗記チェックをしつつ手書きで再現する
- 手書きで解答を作成、読み込んで手書きで再現する