学部1年秋学期の総括

本稿では,B1秋学期の反省点を今後に活かすため,授業に関する4つのトピックについて総括を行う.また,趣味やサークル活動等について,2023年度全体を通して振り返る.

授業

履修登録

B1秋学期の履修登録には特に問題は無かった.今期の履修登録の良かった点として次の3点が挙げられる.

  1. B1春学期の反省を活かして,水曜日を全休にしたこと
  2. 英語の授業を取らなかったこと
  3. 卒業単位非算入の随意科目を取らなかったこと
良かった点1

1.について,具体的な資料としてB1秋学期の「わせコマ」のスクリーンショットを以下に掲げる.

このように,水曜日と土曜日を全休とすることにより,1週間の仕事量のピークを2分割し,その中間に課題やレポートを消化するタイミングを設けた.その結果,B1春学期と比べてより効率的に課題をこなすことができた.

なお,B1春学期の時間割は以下に掲げる通りである.

B1春学期は,教育学部共通科目を3科目,上級英語を2科目履修していた.一方,B1秋学期には教育学部共通科目は2科目履修し,上級英語は履修しなかった.そのため,週全体の仕事量はB1春学期よりも少なく,楽であった.

良かった点2

なお,B1秋学期に上級英語を履修しなかったのは,早稲田大学教育学部地理歴史専修の英語に関する卒業要件をTOEICの得点によりクリアしたからである.筆者は,2023年9月10日午後に実施されたTOEIC Listening & Reading 公開テストで940点を取得し,教育学部当局が地理歴史専修において指定する690点のノルマを超過した.940点の内訳は,Listeningが460点,Readingが480点である.

良かった点3

3.は,「良かった点1」の項で掲げたスクリーンショットを見れば明らかである.筆者は,B1春学期には向学心が高じて,GECが設置する科目を卒業所定単位数に算入せずに履修した.これは結果的に必修講義等の学習リソースを圧迫し,テスト勉強・レポート執筆に悪影響を与えた.一方,B1秋学期には卒業所定単位に非算入の科目は履修せず,効率化を図った.

授業の受け方

授業の受け方に関しても,B1秋学期のそれについて特に反省すべき点は無い.

B1春学期の反省を活かして,(1)シラバスに記載された指示を遵守し,(2)授業の優先順位をつけ,(3)講義のノートを取る際に教員が板書した内容と口頭で述べた内容を区別する工夫をした.

試験対策

試験対策については,2つの反省点がある.すなわち,(1)記述・論述型の試験が課される講義の全授業回の要約を作成しなかったこと(2)テスト週の2週間以上前からテスト勉強を始めなかったこと の2つである.

反省点1

(1)について,当該事案は教育学部地理歴史専修必修講義「地誌学II」において発生した.概況は次の通りである.以下に掲げる「まとめを作っていない試験範囲の単元」のうち,第10・11・12回は手元の過去問に出題例がなかったため,講義の要約を作成せず,一切勉強せずに試験に臨んだ.しかし,2023年度「地誌学II」の期末試験では,論述全2問のうち,第2問において第10・11回の複合問題が出題されてしまった.

記述・論述型の試験が課される講義では,試験範囲の全単元の要約をつくるべきである.過去問の出題傾向に合わせてトリアージを付けるのはやり方としては間違っていないが,特殊な出題に対応できないことに注意が必要である.

反省点1に関連して,講義の要約は手書きではなくワープロでつくるべきであると考える.実際に「地誌学II」の講義の要約を1回分手書きで作成したが,ワープロで書く場合と比べて時間効率が悪かった.

反省点2

(2)の詳細は次の通りである.テスト週の前日である2024年1月21日にテスト勉強を始めたため,1月22日~1月25日に実施された全4回の試験のいずれにおいても,万全な試験対策を行えないまま受験せざるを得なかった.

B1春学期の総括においてもテスト勉強は2週間~3週間前から始めるべきであると結論づけているのだから,その反省を実践して活かすべきである.特に,地理歴史専修B2の必修講義である「自然地理学I・II」「人文地理学I・II」の期末試験などは,生半可なテスト勉強では通用しないと考えたほうがよい.

レポート執筆

レポート執筆については反省点が1つある.筆者は,B1秋学期には3本のレポートが課されたが,そのいずれも期限の1週間前から書き始め,非常に低レベルな内容のいわゆる「ゴミレポ」を提出することになった.

レポートは,要項が出された段階から執筆を始めるべきである.執筆の前段階としての文献検索等にも時間はかかるため,要項が出された段階から構想を練って書き進めるべきである.テスト週が始まる前には8割方完成していることが望ましい.

まとめ

授業に関する反省点をまとめると以下の4点が結論として示せる.

  1. 記述・論述型の試験が課される講義では,試験範囲の全単元の要約をつくるべきである
  2. 講義の要約は手書きではなくワープロでつくるべきである
  3. テスト勉強は2週間~3週間前から始めるべきである
  4. レポートは,要項が出された段階から執筆を始めるべきである

趣味

本項では2023年度の筆者の趣味について総括を行う.

アニメ

そこそこ見たと思う.しかし,きらら作品のアニメをあまり見られていないので,早稲田大学きらら同好会を設立すると決めた以上,沢山見ていきたいと思っている.

漫画

全然読んでいない.そもそも漫画というメディアにほとんど触れずに育ってきたので,読み方がわからない.きらら漫画は読みたいので,食わず嫌いせずに読んでみようと思っている.

聖地巡礼

上記2つの趣味に関連して,聖地巡礼に開拓可能性を感じている.アニメの聖地にいわゆる「サードプレイス」としての価値があるのではないかと思っている.

特に,都心からのアクセスが良い1都3県に立地するアニメ聖地には,隔月で通うなど,中長期的に関わるようにしてみてもいいかもしれない.

具体例として,以下に2つの聖地巡礼記録を挙げる.

tankettetan.hatenablog.com

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鷲宮や飯能などは,都心からの交通費が3,000円未満に収まるため,定期的な訪問に向いているだろう.また,鷲宮の記事で触れているが,各神社の「御朱印」を蒐集する御朱印ツーリズムというのも一興ではないかと思う.御朱印ツーリズムを早大のサークルで実践するなら,名所古蹟研究会あたりに入ることになるのだろうか.

聖地巡礼の記録に関していえば,B2の地理学の講義でフィールドワークの作法を学んだら,それを聖地巡礼に応用してレポートを書いてみるのも面白いのではないかと思う.その成果物は早大の地理学研究会かきらら同好会の会誌に寄稿すれば,サークル活動にもフィードバックできるだろう.

登山

ヤマノススメ』の影響で登山を始めたくなっているので,B2の春の新歓で登山系サークルに訪問しようと思う.「ワナビーは要らん」と門前払いされたら,それはそれで諦めがつく.まずは門を叩いてみることが重要であると考える.

ミリタリー趣味の再燃

中2~高1までハマっていたミリタリー趣味が,後述する戦史研の影響もあって再燃している.Twitter武装JKのイラストをいいね&RTして舐め回している.

ソ連趣味・共産趣味の再入門へ

ソ連クラスタといえるほどではないが,筆者はソ連邦が好きである.また,マルクス周辺の左翼思想にもある程度触れていた(共産趣味).

今後,ソ連の軍事や左翼思想の入門書を読んでいこうと思っている.また,第34回外山合宿に応募したので,当選すれば大いに学ばせていただこうと思う.

サークル

本項では2023年度の筆者のサークル活動について総括を行う.

新歓期:多様なサークルへの(仮)入会

春の新歓の時期に,筆者は多様なサークルへ(仮)入会した.B1春学期末に書き留めた「所属サークルメモ」を以下に引用する.

# 所属サークルメモ
所属: 地理研75期, 化鉱研, 地学愛好会, 戦史研, WINC, 漫研, わせゆり, 非リア研, 限旅会, JH1YDT
仮入会: WAFL, 英文同好会

このように多様なサークルに(仮)入会したが,実際に対面活動に継続的に参加したのは地理学研究会化石鉱物研究会地学愛好会戦史研究会のみである.

なお,Discord等ネット上での活動はここでは割愛する.筆者は,コロナ禍の反動もあって,対面活動をオンラインでの活動よりも重視している.顔が見えなければ人間関係は始まらないと考えている.

春学期

本項では,B1春学期におけるサークル活動を振り返る.なお,個別具体的な活動内容については,その一部を拙ブログ「Homura's odekake diary」に記録してあるので参照されたい.

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以下で述べる活動内容に対応する「Homura's odekake diary」の記事がある場合,そのリンクを掲げる.

地理学研究会

2023年5月3日に高尾山巡検に参加した.

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2023年6月17-18日に伊豆半島での新歓合宿に参加した.現幹事長の方が企画・主催した合宿であったが,内容が非常に充実しており,同先輩の企画力に感服した.独力では見ることのできなかった景色を見せていただけたと思う.非常に良い合宿であった.

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上記2つの企画の他にいくつかの企画に参加しているが,詳細な記録が残っていないためここでは割愛する.いずれもよく練られた良質な企画であったと思う.

地学愛好会

毎週行われた対面での例会に参加した.地学が好きな早大生同士での情報交換や雑談は楽しいものであった.

なお,夏休み期間中に地学愛好会の活動として日帰りで箱根に行っているが,それはまだ記事にできていない.日が経っているため,詳細な状況を文章で再現できず,写真集になってしまうが,そのうち執筆するつもりである.

化石鉱物研究会

2023年5月27日に富井鉱山での採集会に参加した.

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戦史研究会

毎週行われた対面での例会に参加した.早稲田大学戦史研究会は,筆者が春の新歓で最初に訪問したサークルである.戦史研というコミュニティは中高時代から認知しており,その空気感や,歴史というものに対する学術的態度の徹底具合に憧れていた.

夏休みに行われた夏合宿には,筆者は10日前からコロナに罹患したため行けなかった.次回は体調管理を万全に行って,ぜひ参加したいと思う.

秋学期

戦史研究会

2ヶ月間の夏休みを経て,毎週の例会に参加するモチベーションが薄まってしまっていたが,クリスマスの前後あたりからまた例会に参加した.クリスマス例会では,第二外国語の同じ授業を取っている先輩をお誘いして入会していただいたりした.

2024年1月26日の例会では,戦史研で初めて口頭発表をした.戦史研は史学系サークルであるため,地理学専攻である筆者は歴史地理学的な発表をすることにした.内容は本当に調べ学習程度のもので,研究発表とはいえなかった.発表資料の写真は以下に掲げる通りである.

地理学研究会

11月12日に豊島区巡検に参加した.池袋駅周辺を歩いたが,城北中学校・高等学校の生徒であった筆者は同駅を通学に利用していたにも関わらず,池袋駅周辺および豊島区について知らなかったことが多く,楽しい巡検であった.実際,城北中高に通学していた時期は,池袋駅はJR山手線と東武東上線の乗り換えにしか利用しておらず,駅の外にはほとんど/一度も出なかったと記憶している.

化石鉱物研究会

2023年12月3日に野州鉱山での採集会に参加した.

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化石鉱物研究会では,2024年度の副幹事長を拝命した.鉱物採集に関する筆者の知識は素人レベルにも満たないが,先輩方のご指導ご鞭撻をいただいて色々と勉強させていただこうと思う.

まとめ

先述の通り,筆者は春の新歓期に多様なサークルに(仮)入会した.その動機はおおよそ以下のようなものである.

新歓の時期に色々なサークルに仮入会したのも、先日外山合宿に応募したのも、数年前の自分なら考えられなかったような積極性だけど、大学という場においては自ら主体的に関わりに行かないと人間関係が拡がらないまま4年間を終えるらしいことを知っていて、それを危惧してのことだった - @homura_univ on X, 2024/02/01*1

B2春学期には,筆者はB2として新B1の後輩を迎えることになる.B2以上の学生がもつ知識に関する後輩の期待に応えられるよう,地理学の学修に精力的に取り組んで,地理研や戦史研を中心に活動していきたいと考えている.

また,筆者は春休み中に早稲田大学きらら同好会を設立する予定である.サークル設立・運営に関するノウハウは皆無であるが,先輩方のご助力を頂きつつ,きらら入門者のコミュニティとして形にしたいと考えている.

*1:X 2024.@homura_univの2024年2月1日のポスト.https://twitter.com/homura_univ/status/1752805317413597329(最終閲覧日: 2024年2月5日)